Tag: セクシャルマイノリティー

第2回 AIDS文化フォーラム in 京都 参加・登壇いたします

第2回 AIDS文化フォーラム in 京都

2012年10月6日(土)7日(日)
同志社大学新町キャンパス 尋真館(京都市:地下鉄烏丸線今出川駅下車 北西方向)
*入場無料

19回目を数える AIDS文化フォーラム in 横浜 の京都版として昨年スタートした2つめのフォーラム。

詳しい日程などは、公式サイトにて。

http://hiv-kyoto.com

<プログラムダウンロード(PDF)>
program20140927

<私が関わるコマ紹介>

10/6(土)15:00〜 1階2号室 「感染13年の振り返りとこれから」
(HIV陽性歴13年 洪久夫/浄土真宗本願寺派僧侶 古川潤哉)

ライフライン図という教材を用い、各自が振り返りとこれからを考えます。HIV感染13年の洪久夫の振り返りとこれからを通し、性と生と死を考え、今をみつめる時間になれば。
10/6(土) 17:00〜18:30 地下1号室 「宗教とAIDS」
(泌尿器科医 岩室紳也/日本キリスト教団牧師 藤崎義宣/日本聖公会司祭 門脇光禅/曹洞宗僧侶 梅原正俊/浄土真宗僧侶 古川潤哉)

性・エイズ教育を宗教はどう捉え、どのような役割ができるのか、考えてみませんか?HIV/AIDSと宗教との関わりは、日本ではまだまだ始まったばかり。このフォーラムを通して理想的な関わりを築いてみませんか?

10/7(日) 10:00〜11:30 1階1号室 「お坊さんが行う中学校での性教育授業〜性と生を考える〜」
(浄土真宗本願寺派 僧侶 古川潤哉)

佐賀の中学校で実施しているお坊さんによる思春期、性教育の授業を模擬授業として再現します。意見交換も。

10/7(日) 13:00~14:30 1階1号室 「浄土真宗とHIV/AIDS〜若手僧侶と考えよう〜」
(龍谷大学大学院実践真宗学研究科 成澤一行、宮本祐一ほか)*私は直接登壇しません

浄土真宗の若手僧侶がこれからHIV/AIDSに対して何ができるのか。それについて考えていこう。(会場からのご意見質問リクエストボックス設置予定。ラジオ的に質問に答えながら進めます。)

他にもたくさんの素晴らしいプログラムが組まれています。並行進行なので全部に参加するのは難しいですが、是非会場にお越しいただき、HIVを身近に感じていただければと思います。

 

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イベント案内:10/22(土)あなたとわたしの性の健康フェスタ(佐賀県主催)

私も実行委員に入れて頂いている、「あなたとわたしの性の健康フェスタ」。

佐賀県(母子保健福祉課)を中心に、性の健康を通して、母子、親子が現代社会を生き抜くための課題を浮き彫りに。
思春期を迎える子ども達に、性のこと、性の健康についてどう伝えればいい???

昨年は、群馬思春期研究会の家坂清子先生とシンポジウムをご一緒させて頂いたりしましたが、今年はこれまたスケジュールの都合によりなかなか協力できず…。実行委員会でも大して役に立てず…。当日は興味深いプログラムがたくさんなので参加いたします!

あなたとわたしの性の健康フェスタ

2011年10/22(土) 13:00〜15:45
アバンセ1Fホール (佐賀市) 入場無料 どなたでもご参加頂けます

13:00〜14:00 サイバー犯罪から子どもたちを守るために ~情報モラル啓発劇を通じてネットの現状を考えます〜
講演&劇 ITサポート佐賀/Kidさが(小・中・高校生と大学生)/YOKOOH!劇場

14:15〜15:45 特別講演「親から子に伝える健康習慣」
対馬ルリ子先生(産婦人科医 ウィミンズウェルネス銀座クリニック理事長)
http://w-wellness.com/staff.html

随時 各団体による展示など

佐賀県によるこのイベントの情報ページ
https://www.pref.saga.lg.jp/web/kurashi/_1018/_19950/_49773.html

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10月1日、2日 AIDS文化フォーラムin京都! 「宗教とAIDS」登壇します(2日)

これも、いよいよ明日から開催、第1回 AIDS文化フォーラムin京都。

横浜で毎年開催されている、HIV/AIDSの市民フォーラムの西日本版を!ということで、今年初開催。

日程表など詳しくは、公式ホームページへ!
http://hiv-kyoto.com/

開催場所は、京都市下京区の「龍谷大学(りゅうこくだいがく)大宮学舎」
無料でどなたでも参加できます。

大きな地図で見る

in京都には、立ち上げの最初期にしか関われず、今日に至りますが…当初、同時に開催する分科会(セッション)は3つくらい…と言っていたのに、数が結構ある。

しかも、改めて、プログラムを見ると、発表者も一流揃い。AIDS学会でお見かけする名前がずらずら。横浜でのセッションが好評な方々、あちこちの私の友人達も。

これは…みんな、行ってみて損は無い感じにちゃんとなっている…どころか、予想より遙かに中身が濃い。

そんななか、2日午後、「宗教とAIDS」には、私も登壇させて頂きます。

横浜の医師、岩室紳也先生とのご縁で横浜で始まった「宗教とエイズ」。今回も、キリスト者を交え、そして、龍谷大学の実戦真宗学研究科大学院の学生さんを交え…
フロアを含めたフリートークをたっぷりとれるように構成されています。是非、お越し下さい。

龍谷大学が会場の無償提供に応じてくれているだけなんだけど、成績優秀とは言い難かった私、ここの教壇ではしゃべりにくい…(笑)

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「生と性を考える」番外編 中高生「思いやりスクール」(JC伊万里主催)

明善寺(佐賀県伊万里市 浄土真宗本願寺派)を宿泊場所として開催されている「思いやりスクール」(主催 伊万里青年会議所)にて、「生と性を考える」授業の番外編を行いました。(しまった。写真がありません…。)

中学生、お風呂上がりに、1時間。

私の確認不足とご依頼頂いた明善寺さんの連絡不足で、テーマを僕は当日知るわけですが…。そこは明善寺さん、僕がやろうとしていることと会のテーマが合致しているからこそのご依頼。無問題です(笑)

神埼中学校での授業、AIDS文化フォーラムin横浜での模擬授業を通し、迷いのあった内容がすっきりしつつありましたが、今回は、中学生(1〜3年男女)10名ほど。学校の教室ではなく、お寺の仏間(畳敷きの広間に低机)というスタイルから、身近に問答しながら…いろいろ話してしまって広がりすぎました…。

「いのち」の捉え方に関して、想像力を持って欲しいこと、性の事、特にパートナーとのことに関しては、「相互尊重」が基本であること(即ち「おもいやり」)が伝わればいいなぁと思っています。

中学生時代というのは、何の為に学校に?何の為に大人に?何の為に生きるの? など、いろいろ考える時期です。解決しないのに大人になると考えなくなりがちですが、思春期にはガッツリ考えて欲しいテーマです。答えなんか出なくてもいい。解らなくてもいい。考えることそのものが答えであるし、試験と違って、明確な正解の無い中を歩むのが「生きる」ということ…。

など、直接言葉にしていませんが、そういうことまで含めて想像してもらえれば幸いです。

ただ、やはり、この手のテーマは、「学校では指導しにくい」とよく言われるものの、任意の集まりではもっとやりにくい。お寺でも、保護者のコンセンサスを得ていないため、子ども会では難しく、青年会レベルで初めて実施できるくらい。でも、それだと遅すぎる。

学校現場、可能であれば小学校中学年くらいから取り組むのが良さそうだと思います。

その辺りを考えると、佐賀県の多久東部中学校から始まった、小中連携の「性と死の準備教育」(いのちの授業/Death Education:佐賀のホスピスを進める会が実施)は、その中に、ピアカウンセリング(同世代指導)による性の授業が含まれていることから、非常に有意義な取り組みだと改めて感じます。会員である団体の活動なので自画自賛的ですが、これも、学校側の力の入れ方次第ですので…。

「おもいやりスクール2011」を主催されました
伊万里青年会議所(JC伊万里) http://chiikinotakara.sagafan.jp/

多久東部中をはじめ、県内の中学校での「性と死の準備教育」などを実施
佐賀のホスピスを進める会 http://areahot.jp/saga/hospice/index.html

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“Thousand Tweet” AIDS文化フォーラム

既に、地元にてお盆参りに勤しみつつ、AIDS文化フォーラムのレポート続編。

「お坊さんによる性教育授業」「宗教とエイズPart6」に引き続き、桜屋 伝衛門さん(私のAIDS文化フォーラム仲間 Twitter @den_emon)主催の「Thousand Tweet」にお手伝い参加。

AIDS文化フォーラムin横浜、毎年少しずつ全体のカラー、中身は変化しているものの、プログラムの見た目上、大きな変化や新規参入者が少ない中、この、Twitter上でつぶやかれるHIV/AIDS やセクシャルマイノリティーについての当事者や周囲・一般からの「つぶやき」を朗読というのは、なかなかタイムリーで、本質をあぶり出す企画だった。

詩や手記の朗読は以前からあちこちで開催されているが、ぼそぼそっと呟く本音の140文字にはなかなかにインパクトが。
私も、(チョイスが偏ってしまったが)順次朗読の担当をしていたため、純粋に他の朗読を聴けていなかった面はあるものの、当事者のつぶやき、周囲の完全なる誤解、いろいろ考えさせられた。

朗読の時間は2回。前半の朗読終了後に、インタビュートークの時間。今回は特に、トランスジェンダーに関わる人、当事者を順に迎え、伝衛門さんのとの対談形式で進む。なるほど、知識として理解していなかったこともあるし、知ってるつもりで当事者の感覚がわかっていなかったことも…。FTM(Female to Male)やMTF(Male to Female)のみならず、FTX、MTX(X=MやFなどはっきり二分しない領域)など…それぞれ個性であって分類することの難しさや、その必要性などなど…うーん。

お姉系がネタになっているテレビ社会の現状と裏腹に、性や性差、性指向とは何か?普通って何?「男」か「女」か明確に分類する必要性って何だろう?を改めて考えるご縁だった。

3名のインタビューの後、後半の朗読。
…なんか、伝衛門さんの狙い通りに、私自身も、前半とは印象が違って聞こえる…。なんだろう。当事者の思いを知り得たから?

人間は差別・偏見を根本的に持ち合わせている生き物であり、自己中心でしか物が見えないため、それらを「無くす」ことはできない。
なので、「私は差別も偏見もありません」というのは大間違い。大嘘で、悪気が無ければなおさら危険。

偏見でしかものが見えない私だからこそ、出来る限り相手の立場からの目線を…と心がける以上のことは出来ない。
開き直りとは違う。考え続けること、心を配り続けること…。

言うは易く行うは難しなのだが、一番、無意識に近い感じでできるのは、やはり、あらゆる立場の友達、知り合いを作ることなのかもしれないと改めて感じた。HIVやセクシャルマイノリティーだけではない。人種や国籍だってそうだし、なんだってそう。

いろいろな所で、差別発言を何とも思わず繰り返す人に出くわすことがある。
腹立たしいを通り越してしまうこともあるが、安直ながら、「友達の幅が狭いんだろうな…」ということなのかもしれない。

企画の最中から、本当にいろいろなことが頭を巡り、「静かに進む、刺激的な企画」だったと思う。
(僕は一見、集中していない風に映ったかも…。)

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