Category: ご報告

中原中学校2年生に「生と性と死を考える授業」

IMG_2376 IMG_2371
中原中学校(佐賀県みやき町)2年生を対象に、「生と性と死を考える授業」。
今回は、いつもの佐賀県DV総合対策センターのプログラムではなく、単独でのご依頼。
いつもは3年生対象なので、不安もありましたが、授業自体はきちんと盛り上がりました。
おとなしいというか、恥ずかしがる(とても自然な思春期の姿)学年だったので、逆にやりやすかったとも言えます。それぞれ何を思ってくれたのか、感想文を待っています。

今のところ、今年度の学校での性教育授業は最後です。たくさんの生徒さんに出会い、たくさんの感想をいただきました。こちらが気づかされたり、成長させてもらった感があります。みんな、ありがとう。

性のことを、医療や献香の話、道徳の話としてだけではなく、生身の人間としての自分の話として考えてもらえるよう、私も話す内容を再構築を模索中。

Permanent link to this article: http://furujun.info/archives/242

児童虐待防止シンポジウム 1/29佐賀新聞に記事掲載

1月7日(土)に開催された、児童虐待防止研修会(主催:佐賀中部保健福祉事務所 メートプラザにて)のシンポジウムの記事が佐賀新聞に掲載されていました。

HIV/AIDS、思春期支援、性教育などでご一緒している、横浜の医師、岩室紳也先生(コンドームの達人)の基調講演に続き、佐賀県内で虐待防止、子ども達との関わりを持つメンバーでのシンポジウムがあり、私も参加させていただきました。

シンポジストの皆様、それぞれユニークで、ユーモアあり、情熱アリ…佐賀県、実はすごく人材豊富なのではないかと驚き、ご縁に感謝いたしております。多くの立場、職種の方々の地道な関わりの縁を繋げていくことによってしか、人間が根本的に持つ自己中心性、弱い者いじめを制御することはかなわないと感じるとともに、その可能性がゼロではないことを確信しました。

記事には岩室先生の講演部分がありませんし、全体からすると紙面になっているのはごく一部ですが、転載いたします。

私の発言については、「自分もいつ虐待してもおかしくない」と断って話していますし、字数制限から素晴らしく短くまとめてありますので、乱暴な物言いみたいになってて心配ですが…。

佐賀新聞 2012年1月29日(日)2,3面 「論論ワイド」欄

児童虐待防止シンポ

佐賀新聞2012年1月29日記事

岩室紳也先生のHPにこの記事のPDFがあります。
http://homepage2.nifty.com/iwamuro/asahimed2003.htm

Permanent link to this article: http://furujun.info/archives/181

レポ 虐待予防講演会 岩室紳也先生&佐賀の面々(私も)

シンポジウム壇上全景

1月7日、佐賀市メートプラザにて開催された「児童虐待予防講演」。

HIV/AIDS対策、性教育、思春期支援などでご一緒させていただいている同志、仲間、お友だち…
岩室紳也先生による基調講演。

http://homepage2.nifty.com/iwamuro/

ひき続き、佐賀での児童虐待予防につながる活動をなさっている面々に私を加えてもらいシンポジウム型のトークセッション。

内容が濃く、恐ろしくメンバーが濃く…ここで概要を書いても会場でのライブ感は伝わらないので書きたくない…。
(僕が書かなくても後日、佐賀新聞さんに抜粋が掲載予定)

基調講演

性のこと、関係性のこと、不安感のこと、児童養護施設でのこと、母子保健推進員さんのアイディア…

自分が関わる分野とリンクできる異分野の話、ご縁で、とても勉強になった。刺激になった。

シンポジウムの座り、発言順(主催者準備)…諸先輩を差し置いた形になっていて恐縮。申し訳ないです。岩室先生と面識があるのが僕だけということで先生のオマケとご理解いただければ。

シンポジスト

大学の先輩(現在、児童養護施設長)もお越し頂いており驚いた。

新しいご縁、復縁?いろいろあり、ますます精進したいと思う次第。

フロア

懇親会

 

Permanent link to this article: http://furujun.info/archives/158

ほとけの子の集い フリーマーケットなどなど好評開催中!

本願寺佐賀教堂(佐賀市城内1丁目2番2号 佐賀県庁西隣)にて、キッズサンガ『ほとけの子の集い』好評開催中!!

このあと、13時〜17時頃まで、ステージイベントも始まります!子ども達にはわたがし、かき氷プレゼント!

皆様のお越しをお待ちしております!

Permanent link to this article: http://furujun.info/archives/129

「生と性を考える」番外編 中高生「思いやりスクール」(JC伊万里主催)

明善寺(佐賀県伊万里市 浄土真宗本願寺派)を宿泊場所として開催されている「思いやりスクール」(主催 伊万里青年会議所)にて、「生と性を考える」授業の番外編を行いました。(しまった。写真がありません…。)

中学生、お風呂上がりに、1時間。

私の確認不足とご依頼頂いた明善寺さんの連絡不足で、テーマを僕は当日知るわけですが…。そこは明善寺さん、僕がやろうとしていることと会のテーマが合致しているからこそのご依頼。無問題です(笑)

神埼中学校での授業、AIDS文化フォーラムin横浜での模擬授業を通し、迷いのあった内容がすっきりしつつありましたが、今回は、中学生(1〜3年男女)10名ほど。学校の教室ではなく、お寺の仏間(畳敷きの広間に低机)というスタイルから、身近に問答しながら…いろいろ話してしまって広がりすぎました…。

「いのち」の捉え方に関して、想像力を持って欲しいこと、性の事、特にパートナーとのことに関しては、「相互尊重」が基本であること(即ち「おもいやり」)が伝わればいいなぁと思っています。

中学生時代というのは、何の為に学校に?何の為に大人に?何の為に生きるの? など、いろいろ考える時期です。解決しないのに大人になると考えなくなりがちですが、思春期にはガッツリ考えて欲しいテーマです。答えなんか出なくてもいい。解らなくてもいい。考えることそのものが答えであるし、試験と違って、明確な正解の無い中を歩むのが「生きる」ということ…。

など、直接言葉にしていませんが、そういうことまで含めて想像してもらえれば幸いです。

ただ、やはり、この手のテーマは、「学校では指導しにくい」とよく言われるものの、任意の集まりではもっとやりにくい。お寺でも、保護者のコンセンサスを得ていないため、子ども会では難しく、青年会レベルで初めて実施できるくらい。でも、それだと遅すぎる。

学校現場、可能であれば小学校中学年くらいから取り組むのが良さそうだと思います。

その辺りを考えると、佐賀県の多久東部中学校から始まった、小中連携の「性と死の準備教育」(いのちの授業/Death Education:佐賀のホスピスを進める会が実施)は、その中に、ピアカウンセリング(同世代指導)による性の授業が含まれていることから、非常に有意義な取り組みだと改めて感じます。会員である団体の活動なので自画自賛的ですが、これも、学校側の力の入れ方次第ですので…。

「おもいやりスクール2011」を主催されました
伊万里青年会議所(JC伊万里) http://chiikinotakara.sagafan.jp/

多久東部中をはじめ、県内の中学校での「性と死の準備教育」などを実施
佐賀のホスピスを進める会 http://areahot.jp/saga/hospice/index.html

Permanent link to this article: http://furujun.info/archives/115

子ども会スタッフ派遣にて牛津へ

教区少年連盟へのスタッフ派遣のご依頼を受け、常光寺 仏教子ども会一泊サマーキャンプ(佐賀県小城市 芦刈)にてお手伝い。

昨日からの一泊二日。悪天候は今朝にはおさまり、元気に二日目のプログラム。

地元芦刈のみならず、川副や多久など、いろいろな学区からの参加。みんな、さすが、打ち解けるのも早い。

教区少年連盟のサポーターによるスタッフ出向、この時期、各組、各お寺でも子ども会が重なるため、スタッフの人数不足も深刻…

写真などは佐賀教区少年連盟/キッズサンガのサイトをご覧ください!
http://kids-sangha.jp

20110824-101954.jpg

20110824-102445.jpg

Permanent link to this article: http://furujun.info/archives/113

お寺で一泊子ども会

20110820-152725.jpg

お盆の記事も書けぬままですが…

松浦組(まつうらそ:組は、真宗寺院の地域単位)主催の一泊子ども会です。

夏休み、組内で会場回しにて開催。今年で45年目の取り組みです。

今回は、有田町(有田焼の有田!)の西光寺にて。伊万里市の小学校は明日が登校日で、参加が殆どありませんが、有田を中心に30名の小学生が参加です。

これから川遊びや、焼き物絵付け、花火やキャンドルサービスでお寺を満喫します。もちろん、お参りも、仏典童話、『パンタカ兄弟』を題材に、子ども話し合い法座…など、まったりですが内容濃い一泊二日の予定です。

お御堂、お寺で夏の雑魚寝体験…なかなかいいと思いません?

20110820-160056.jpg

20110820-160112.jpg

Permanent link to this article: http://furujun.info/archives/107

打ち上げ:夜回り先生とガッチャーミー AIDS文化フォーラム

2011 AIDS文化フォーラム in横浜 の回想続き

6年目の関わりにして初めて、エンディングと「打ち上げ」に参加。

が、なんと、今年に限って都合で打ち上げが非ビアホール…orz(そんなに飲めないから関係ないとも言う)

運営委員、ボランティアスタッフなどの関係者の輪に入れてもらって居酒屋歓談。

いつもの如く、その日、ご講演を終えた夜回り先生、水谷修さんも。AIDS文化フォーラムin京都の主会場が、水谷先生所属の花園大学から、京都駅に近い龍谷大学大宮学舎になった辺り、ちょっと関わってしまったもので、一言ご挨拶をば…とお邪魔する。例によって、AIDS文化フォーラムin京都の開催地については…突っ込まれる。2回目。この方、近寄りがたい雰囲気がスゴイのだが、話しかけるといつも気さくに話して下さるナイスガイ(気さくすぎる)。

夜回り先生「おぉ?またお前か!真宗の坊さんだな?」
私(古川)「はい。先日は本願寺少年連盟50周年でのご講演、有り難うございました。」

<中略> フォーラムでも何度か顔を合わせていたし、6月にも本願寺でお会いしてはいたが、ついに顔を覚えられてしまった…

夜回り先生「真宗は終わってるぞ。ありゃいかん。親鸞を拝むだなんて、怒るぞぉ、親鸞。」(御遠忌と御影堂のことだと思う)
「前にも君に言ったが、親鸞は迷いが多すぎる。つられて迷ってしまう。ダメだ。俺は好きになれなかった。」
「君の教団は親鸞と似てもにつかない集まりになってる。本願寺がダメだ。よし、お前、一緒に火を放とう!」
「坊主は汗水して働いてお金を手にするわけではないんだからアレじゃいかん。」
「今度本願寺の山門くぐったら、四つん這いで額ずいて回れ!できないか!?大谷派では全部脱いで這った坊主がいてくれたぞ!」

私    「おっしゃることは、解ります…(部分的に)けども…親鸞さまが迷いを見つめたからこそ…」

夜回り先生 「よし!お前、改宗しろ。俺が紹介する。一番厳しい行を修めてから坊主を名乗れ。そうしよう!」

私     「は…、はぁ…」

<中略>

心情、想いを即興で劇にして上演する、プレイバッカーズ代表にも面と向かって持論を展開
夜回り先生 「お前らのやってることは危険すぎる!人の心の中を踏みにじる行為だ!それで飯を食うとは卑怯極まりない。今すぐ辞めてしまえ!」
「お前、自分の目が死んでいることに気付いてないわけじゃないんだろ?今すぐ解散しろ!」

<中略>

私  「そこは好き好きですし、あの再現劇で救われたと思う人も居るわけですから…」
*夜回りパワーにかき消される…

<中略> 再び僕が矢面に

夜回り先生 「おいっ!しかし、今からの時代はお前ら坊主の出番だぞ。心の時代だ!理屈を超越した体験が必要だ!」
「ちょっと、君、観音経をやれ!なに?なら、般若心経。なんだと?あ、真宗だったか。」
「あ!あれやってくれ。あれがいい。ガッチャーミーだ!やれるか? よし、命がけでやれ! え?今すぐだよ!」

私     「今!?は…はい。いや、居酒屋ですぜ。はい!命がけでですね!?」

夜回り先生 「よーし!みんな、静かに聞いてくれ!京都からせっかく高名な僧が来ている!みんなで礼拝するぞ。静かに!!」

私     「(さっきまでボロカス言ってたやん…。しかも、確かに横浜と京都でしか会わないけど、ぼく佐賀って言ったし)」

そう言うわけで、かながわ県民センター向かいのビルの地下。居酒屋奥の座敷にて「敬礼文(きょうらいもん)」「三帰依(三帰依)」を唱えることに…。

僕も酔ってたのと、勢いで、腹をくくる。 合掌…

私 ♪「ナーモタッサーバガヴァートォ〜 アラハートー サンマ サン ブッダー サー」(敬礼文)
♪「ブッダーン サラナーン ガッチャーミー」(以下、三帰依)
♪「ダンマーン サラナーン ガッチャーミー」
♪「サンガーン サラナーン ガッチャーミー」 <with 礼拝>

一同 きょとーん(笑)漢文の何かが出てくるならまだしも、意味不明なパーリー語…。しかも唄!
貸切ではないのに、その間、やたら店内が静かで…。

岩室紳也先生「怪しい集まりみたいじゃないか!(笑)」

夜回り先生 しばし独演会

…決して宴会芸として披露した訳ではないのだ。夜回り先生が(無茶振りだけど)マジだったのだ。
そして、さすが。真宗僧はダメダメだと今の今まで持論を展開しながらも、三帰依(ブッダンサラナンガッチャーミー以下)を合掌して一緒に唱えてくれた。ご存知なのだ。リクエストするくらいだし。(僕に向かって拝むのはまたどうか?)

事前に散々理屈を述べておき、実のところ、「理屈を超越するのは礼拝なんだよ!」と自ら示し、すがすがしく?去る。
押しが強すぎてハチャメチャで、全部を好きにはなれないけれども、愛すべき素直な人だなぁと感心。

礼拝の後は、ダメ坊主、ダメ真宗の話は決して出さない。一連のネタなのか?いや、最後に何かガツーンと来た感じ。
(夜回り先生、有り難うございます…)

で、その後も楽しく打ち上げは続き、夜回り先生早退、みんな終電ギリギリまで異動せずに居酒屋談義。なんだかんだ面白かった。
ものすごく深い話が目の前で展開されていく感じ…。

AIDS文化フォーラムのステキな思い出の一つとなりました。

___________

【宴席でも求められた、例のパーリー語礼拝の意味】

敬礼文(きょうらいもん)と三帰依(さんきえ)は多くの仏教国で共通の、仏教者の信仰告白。(メロディーはいろいろあるはず)

日本では聖徳太子が示された、「篤く三宝を敬え」の元となる、基本の礼拝。

敬礼文は、ブッダを敬い礼しますという挨拶
三帰依は、仏教徒として、仏・法・僧の三つ…
仏…悟りを開いた者、真理に目覚めた者。仏さま。
法…仏の教え
僧…僧伽(サンガ)。お坊さん…というよりも、仏法を喜び、信仰する者の集まりのこと。
これらを、宝として敬い、尊びながら生きていきます…という信仰告白。仏法僧は個々に捉えるのではなく、3つで「仏教」を指すほうが理解しやすいかもしれない。「仏教に信順し、仏教徒として生きます」とか。

_____________

いやいや、滅多にできない、貴重な敬礼文・三帰依だった。

Permanent link to this article: http://furujun.info/archives/102