7月 2011 archive

ユニバーサルスタジオ・ジャパンにて

子どもの集い in 本願寺 への佐賀教区団体参拝。ただいま、子どもたちはUSJを満喫中。

人出はあるけれど、アトラクションの待ち時間は長くても40分。ピークの頃に比べればだいぶ乗りやすくなったようだ。暑いのは間違いないが、パレードで水をかけたりかけられたり…ジュラシックパークでびしょ濡れになったり…。はぐれて本部(と勝手に呼んでいる詰め所カフェ)にやってきたり、探しに来たり…。みんなそれぞれ精一杯。

USJのついでに本山参拝ではなくて、ご遠忌にお参りしたらたまたまUSJがあったので…の体なので…そこんとこみんなよろしく頼みますよ…。

曜日の都合で、先に遊ぶ感じになってしまったけれど、記憶の定着という点では、ご遠忌がかき消されなくていいのかも。

佐賀教区キッズサンガ・少年連盟のサイトにて状況ご報告中。
http://kids-sangha.jp

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佐賀教区キッズサンガ・少年連盟のサイト、公開

 

本願寺では、親鸞聖人750回大遠忌法要の一環として、子ども達にもご遠忌のご縁に…と、今週、「子どもの集い in 本願寺」が開催・厳修中。一泊二日を3回に分けての開催で、私も、引率として参拝いたします。

佐賀教区からは、組(そ:地域の単位)主催の団体参拝も複数すでに出発済みですが、日程違いで、教区主催もあり、明日出発、29日、30日の法要参拝です。これに、代表者として参加します。うちの長男も参拝。家族がいると若干やりにくい。または、見せしめとしてこっぴどく叱られる役となるのか…息子よw

この団体参拝の様子をブログで保護者や皆様にご覧いただくべく、佐賀教区キッズサンガ・少年連盟のサイトをプレオープンさせます。ブログでレポートすることを主眼としたため、他のコンテンツが「準備中」のままですが、子どもの集いin本願寺を仮想体験する?ためにも、是非ご覧頂ければ幸いです。

佐賀教区キッズサンガ・少年連盟
http://kids-sangha.jp

 

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人間魚雷をも偲ぶ 廃墟 川南造船所跡にて

先日、台風の影響も少し残る中、県内の仲間数名と伊万里市、浦崎(山代町)にある「川南工業 浦崎造船所」跡地を見学してきた。(自己責任大前提!)

ツタの這う外壁

川南造船所 外観

 

市内とは言え、家からは相当遠く、たまに通って気にはなっていたものの、訪問は今回が初めて。

テレビで長崎の軍艦島が特集されていた。あそこは、閉山後放棄した炭坑と居住地跡。ここは、また少し違った思いを抱く廃墟なのだと思う。

川南造船所(かわなみぞうせんしょ)とも呼ばれるこの廃墟、廃業したガラス工場を戦中に川南工業が買い取り、造船所としたもの。海軍向け艦艇、一般船舶はもちろん、ここでは、魚雷ベースの一人乗り特攻潜水艇(人間魚雷)、「回天」が製造されていたとされる。

その、切羽詰まった戦況下の、当初海軍自身も拒絶していた「搭乗員が帰還できない」兵器の製造と運用、特攻志願者と訓練、実戦…

海側から

海側から

当時の愛国心は確かに尊いものであったろうし、志願者の志も戦後に軽々しく談ずることはできないけれども、少なくとも、「誰かを幸せにする」発想ではなかったと反省せねばならないと感じる。当時の「お国のため」というのが一体何を指すのか。本来の「お国のため」とは何なのか…

いのちの軽視、クニ重視。震災後、原発の惨状を見聞きするたびに、この辺りが気になる。

ツタの這う朽ちた鉄筋コンクリート。

 

 

 

川南造船所 内部

内部の様子

大切な学びのできるせっかくの空間だが、確かにいつ崩れてもおかしくない。また、軽く言えば「不気味」でもある。
近隣住民の要望通り、近々解体されるそうな…。伊万里市も保存、一部保存などを含めて検討、すったもんだしたが…。いつも佐賀県というところの判断は時代にそぐわない「残念な」ものだ…。住民の一人としてどうにかしたいのだが、他の件でも何度も挫折しており、もう、正直、関わりたくない感が…。

 

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週刊現代7/30日号に従姉妹の論文「玄海原発3号機大爆発とその影響にいて(2010)」

母方の従姉妹、後藤曜子が立命館大学国際関係学部にて2010年に発表した論文が、「玄海原発3号機大爆発とその影響について」の記事として、週刊現代で取り上げられている。先日、佐賀大学で開催されたap bank forum in 佐賀 でも、小林武史氏らとのトークセッションに参加。

10km以内では全員が急性死。西風の影響下にあり、福岡で207万人、風下となる大阪、愛知、東京など、総死者数700万人超。

学部の論文と侮る無かれ。知らなかったが、従姉妹、京大原子炉実験所の小出裕章先生に指導を受けて執筆とな…。うらやましいw。センセーショナルな死者予想に見えるが、従姉妹は原子力工学が専門ではなく、環境経済学専攻であるため、実際のシミュレーションは小出先生による物。311以前の日本ではほとんど見向きもされない論文だったかもしれないが、今ならどうだろう。

論文の全文(PDF)は
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/genpatu/GotoYoko.pdf

「佐賀県玄海原子力発電所におけるプルサーマル事故被害予測」(後藤曜子)

週刊現代の記事は7/30日号をご覧下さい。小出助教のコメント有り。

佐賀県で、日本最初のプルサーマルを了承するか否かの際、僕も、この従姉妹家族(母の実家)も、内容を良く知ってもらい、問題点を明確にするために、市民活動で学習会、コンサート…住民投票条例のための署名活動など…できることを精一杯やった。が、結局、国民的関心や議論を呼び込めず、2009年末、ひっそりと、よくわからない利権と共に、玄海原発3号機がプルサーマルにより臨界、すぐに営業運転開始…。そこからは、様子見していた自治体も次々とプルサーマルに踏み切り、過去に前佐藤知事がプルサーマル拒否していた福島第一原発3号機もプルサーマル化。そのせいで、今も、プルトニウム燃料を含む状態で、いろいろダダ漏らし。悲しくて仕方がない。

ただ、私自身は、当時、市民活動でのプルサーマル講師役もつとめながら、この論文にあるような大爆発は「無い」と踏んでいた。主に問題視していたのは、使用済み燃料がさらに扱いにくく長期にわたる管理が必要になってしまうこと。それを、子々孫々に押しつけてしまうことであった。

甘かった。

電力会社や関係企業、利権側による、データを恣意的な利用、やらせやサクラの動員、市民にはもちろん、補助金無しでは企業としてもハイリスクノーリターンであること…などは解っていたが、日本企業の技術力や細やかな安全配慮…にだまされて、爆発的な事故はおそらく無いと思っていたのだ。

まさか、2m以上の厚みで作る、建屋の壁が飛ぶような、圧力容器が開いてしまうような事故が起ころうとは…

311以前は、推進派はもちろん、脱原発側も甘かったのかもしれない。

この論文、「想定外」と一蹴せずに、あらためて、今、読んでみたい。

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お坊さん性教育 中学生の感想文を読んで

先日の中学校での性教育講演の感想文を読んだ。

みんな、すごい。それぞれ、理解度は違うものの、それぞれの興味の範囲で内容をピックアップして感想に書いているが、それが、ちりばめたトピックにうまく分散している。

1年生4クラス、3年生5クラス。今回、それぞれ直後の「帰りの会」の短時間しか記述時間を取れなかったとの話だが、みんな、自由記述で一生懸命書いてくれていた。…ので、読むのも大変だが、読み応えアリ。笑いあり、感心あり。

感想文によく挙げられていたトピック(結果的に、これが全体像)

(話の内容   …  感想文の例)

  • 「お坊さんは悩みや苦しみを抱える人(あなた)の味方」 … 「霊を慰める人と思っていた」など
  • 「次代をより良くするために授業(教育)がある」 … 「今の大人社会を変えていきたい」など
  • 「生」と「死」は別々のものではないこと …  「驚いた」など多数
  • 「いのちを大切に」ってどういうこと?の問い … 「答えきれなかった」など
  • 「必ず死ぬから『今』がある」こと … 「言われてみればその通り」「死にたいと思っていた」など
  • 「いのちはずっと繋がっている」こと … 「生まれてから死ぬまでが生だと思っていた」など
  • 「性の話は、いのちの話、私が生まれてきた話」 … 「エロ/気持ち悪いと思っていた」など
  • 「思春期の体と心の変化はいのちをつなぐ準備」 … 「気持ち悪いことと思っていた」など
  • 「体と心の変化には男女差、個人差有り」 … 「友達と違っていて悩んでいた」など
  • 「異性への関心、性指向も男女差、個人差有り」 … 「友達と違っていたけど安心した」など
  • 「相互信頼と相互尊重あっての彼氏・彼女」 … 「好きだけじゃヤバイ」など
  • 「したいこと、したくないことは話し合うべき」 … 「自分勝手でした」など
  • 「こどもは作るのではなく、『授かる』こと」 … 「確かに私は親の持ち物ではない!」など
  • 「望まない妊娠・中絶/不妊の苦しみ」 … 「簡単な話じゃないことがわかった」など
  • 「避妊に100%は無いこと」 … 「驚いた」「知らなかった」など
  • 「子供を育てる覚語と責任」 … 「考えていなかった」「まだ無理だ」など
  • 「男性側の意識と責任」 … 「男は関係ないと思っていた」「男任せにできない」など
  • 「中絶は本人も、する人(医師)も深い傷を負う」 … 「医師のことは考えていなかった」など
  • 「胎児も中絶時に逃げようとすること」 … 「生まれてなくてもいのちなんだ」など
  • 「中絶を選択せざるを得なかった場合の考え方」 … 「望まない妊娠は避けたい」など
  • 「一人で悩まず、相談できる大人を」 … 「信頼できる大人がいない」「探したい」など

項目がすごく多いように見えるが、同じ話の中での表現差。それぞれ、気に入った部分を選んで記憶していることが伺える。この分野での講演の師匠、岩室紳也先生の経験則から「短い話題をつなぐ」のが子ども達には聞きやすいということは教わっていたが、たくさんすぎると聞けないのでは?との心配は無用だった。子ども達は、自分が今聞きたいことを選択して記憶する。興味のない分野は、話者がどうがんばっても難しい。話そのものに興味を持たす必要がある(至難…)。

全体への感想としては

  • 「今を精一杯生きる」を実践したい
  • 今までも性教育は受けてきたが全然違う切り口でよかった
  • ストレートでわかりやすかった
  • 性と生を考える必要性がわかった
  • 生きることと死ぬことを真剣に考えようと思った
  • いのちを大切に…の意味を考えようと思った
  • 将来役立てます
  • 保健の授業よりわかりやすかった
  • 性に関心はなかったが、避けて通れないと思った
  • 言葉が難しい割には理解できた気がする
  • どちらかというと「生」の話だった

少数意見、番外編

  • 知らないことばかりでつまらなかった
  • 気持ち悪くなった
  • 意外と面白かった
  • 「死ぬ」を説明できないので「死ね」って言うのやめます
  • なかなかいい話だった
  • がんばってください応援してます
  • 他の中学校の生徒にも話してあげてください
  • なんでパソコンに触らずにスライドがうごくの?

話す方としては精一杯どころか、いっぱいいっぱいだったが、感想文だけみると、ものすごくいい話のように見えてしまう。これは恐ろしいことでもあるが、こういう話を本当に聞いたことがないのだと思うと、それも恐ろしい。

いのちの部分の話、性教育としては珍しいかもしれないが、お坊さんとしては「当たり前」の話で、おそらくどのお坊さんでもできるような話。当たり前すぎて、わざわざ話さないのかもしれない。どれだけ、子ども社会とお寺、仏教が乖離してしまっているか、猛省。恐らく、保護者世代でも初耳なのではなかろうか…。

田舎の中学生は純粋…に見えるが、基本的に、感想文は書きやすいトピックで当たり障り無く書く。優等生的な回答がほとんどだ。だが、いじめられた経験、今いじめにあっていること、死にたいと思うこと、最近死別の縁にあったことなど、記名で担任に見られる事も覚語の上で相談を書いている子も居る。これらは、質問を書いている子らと共に、学校宛に封書で返事を届けたい。(果たして検閲されずに届くのか?)

折角、学校が持っている性教育の時間に割り込むことができる縁があるので、これは、なんとか子ども達のために活かしていく形をつくりたい。

 

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お坊さんが中学校で性教育

先日、佐賀県内の公立中学校にて、お坊さんとして性教育の授業を2コマ。

佐賀新聞の紹介記事 http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1982336.article.html

 

性教育の授業をなさっている助産師さんからの紹介で、初めて学校での性教育授業に挑戦。今までは、SHAPECというサークルを主体としてクラブやライブハウスでの活動。学校は、制約も多いしやりにくいんだろうなぁと敬遠していた。

しかし、今回は、お坊さんとして話してくれとのことで、「生と死」と「性」、即ち「生と性と死」をメタテーマに、生まれること、生きること、死にゆくことの中でのいのちの繋がりの一部として話した。他人事ではなく、生まれてきた自分も、すでにその循環、連続性の中に在るということを。

「生きる」ことと「死ぬ」ことは必ずしも逆の意味ではなく、表裏一体、ひとつの事象。

自分の「いのち」は頂いたもので、所有物ではなく、「赤ちゃん」もいのちとして授かるもので、作る物ではない。

この辺り、大きな大きなイメージとして、生徒たちに伝わっていれば有り難い。

中1は、まだまだ小学生とあまり変わらない子が多いのだけれども、こういったイメージはもっと小さい頃から持っていてもいいので、こういう感じ。

中3は、この先の進路によっては、まったく性教育の縁が無い生徒も居るはずだし、すでに興味や体験が先行している子も多いので、感染症や人工妊娠中絶に関しても少し具体的に。

予防一辺倒ではない。中絶=悪 だけを話す先生も多いが、中学3年生だと、すでに中絶を経験している子がその場にいてもおかしくない。僕はもともと、悲しみを持って生きていくことのサポートを目的に思春期支援・性教育の分野に関わったので、中絶という選択肢しかとれなかったとしても、そこから学んだことを忘れ去らずに精一杯生きようね…のメッセージも込めたつもり。

で、昨日、学校から生徒の感想文が送られてきた。自由記述で量が多いのでこれからじっくり拝読、解析。

課題も多く残った。一生懸命聞いてくれているけれどもリアクションが薄い…とか(?)、出産を伴わないセックスも人間には必要であることの表現とか…

阿弥陀さまは既にご存知なので、自分のエロさをわざわざ隠して立派そうにする必要がなく、「いのちと性」についてはかなり生徒寄りの立場で話せるはず…。キレイゴトではなく、現実として。

授業内容、量的に全部は書けないのだが、他に2校引き受けているので、検証と意見募集の場を作りたいなぁ。ご立派なお坊さんが話した方がいいこともあろうけど、幸い、この分野でもいろんな専門家や当事者とのご縁があるので、いろいろ相談して、お坊さん性教育をもっと生徒達にとって有意義なものにできればと思う。

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お寺での子ども会のお手伝い


本願寺派、佐賀教区少年連盟の事業に、「子ども会へのスタッフ等派遣」があり、教区内のお寺での子ども会のお手伝いを行っている。

今回は、お寺の幼稚園が開く夕涼み&盆踊り会のお手伝いへ。

人形劇や多人数ゲーム実施ではなく、先生や保護者が運営する、焼きそばやかき氷などの夜店に混じって、連盟手作りボードゲームを屋台風に。

カーリング、パットゴルフ、平面玉入れ、スマートボールを展開。園が準備してくださったので景品付き!

現役の園児、保護者のみならず、卒園児など近所の子供たち、ご家族など参加で和気あいあい。


最後は、市販品とは思えぬ迫力の打ち上げ花火(しかもかなりの大人買いw)。点火の手伝いも楽しかった。どんどん火をつけていい打ち上げ花火、子供たちより自分が満足。

子供の頃にお寺で遊んだ記憶があれば、大人になってからも少しはお寺に縁を持ってもらえるはず。悩んだ時も嬉しい時も、妙なとこ行かず、まず有縁のお寺においでませ!

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お寺で小学生がクラス会!?

小2になった息子が幼稚園でお世話になった先生がご結婚。小学校進学でバラバラになった当時のクラスメートと保護者が集まってお祝い(…と称した子供らのドンチャン騒ぎ?)。

暑いけど、子供たち元気元気!

梵鐘ならしまくり、セミ追っかけまくり。

お寺ではこのあと、三日参りが(葬儀、収骨後のお礼参り)。
「静かにしときなさいっ!」とママ達は言ってくれるかもしれないが、子ども達は子どもらなりでいいと思う。「あれ?何のお参りだろう?」とちゃんと気にしつつ、元気に遊ぶだろう。

人間社会は悲喜交々。仏法はそこんとこの教え。三日参りのお寺もそれでいいと思う。

 

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